仕事に行き詰まったらこの本「自分の仕事をつくる」
9月に入り、今年度も折り返し地点となりました。
連日、単調な仕事が続いて、自分の仕事の意義や目的を見失ってしまい、
どうしてもモチベーションが上がらない…なんてことは、誰にでも定期的に訪れるのではないでしょうか。
自分のワークスタイル・ライフスタイルを見直し、仕事にどう向き合い、取り組んでいけばよいのかヒントがほしい!
と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい一冊がコチラ。
本の紹介
著者が、デザインやモノづくりに携わっているトップランナーたちに、自身の仕事への向き合い方や取り組む姿勢などについてインタビューを行い、仕事のあり方、取り組む姿勢などを再考・再発見していく内容です。
現在の仕事が「作業」となっており、どうしても興味が持てず、仕事の意義や目的を見い出せなくなっている方。
やりたい仕事が見つかっても、いまいち自信が持てずにいて、仕事の取り組み方を再確認したい方。
ワーク・ライスタイルに変化があり、生き方や仕事への向き合い方に悩んでいる方。
こんな方は、ぜひ一読してみてください!
「自分の仕事をつくる」とは…
本書に登場する方たちは、出来過ぎなほどカッコいいです。
自分はこうありたいと確固たる信念を持って、仕事に向き合っている方たちの話からは、確かにヤル気を貰える気もします。
でも、日々、締切とコストに追われ、丁寧に…とか、嘘のない仕事を…、とかいちいち立ち止まって考えてたら、いつまでも仕事が終わりません。
どんなに嫌でもやらなければいけない仕事に追われて、なんとか仕事をこなしている方が大多数だと思います。(自分もそうです。)
でも、今の自分の働き方の問題点を指摘されるような一文が。
"人は能力を売るというより「仕事を手に入れる」ために、会社へ通っている”
"私たちが会社から仕事を買っているとしたら、そこで「支払っている対価はなんだろう。それは「時間」である。そして時間とは、私たちの「いのち」そのものである”
グサグサッと刺さりました。
続いて、仕事の向き合い方を考え直す一文。
”この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある”
”あらかじめ意味や価値を約束されている仕事など、どこにもない”
”仕事そのものに含まれる意味を醸成しない限り、人々が生き生きと創造的に働く姿はあり得ないのだ”
働き方は人それぞれだし、正解はありません。
でも、自分の「いのち」を削っているのであれば、仕事にもっと主体的に関わっていかなければと強く思いました。
自分の仕事の中で、どこか1つでもいいから、自分の身近な人の「役に立っているんだ」と思えることを見つけ出して、コツコツと積み上げていくことが大切であり、そのことが自分の仕事をつくり上げていくことになるのだろうと思います。
人生のターニングポイントや、仕事に行き詰まってしまったときに、何度も読み返したい一冊です。